イタリア人の家事と息子のパンツ
いいかげんな国イタリア
縁あって暮らした国は、ヨーロッパを中心に10ヶ国くらい
年単位で暮らしたのはイタリアとフランス
億万長者になって虚しさを感じた時に、なんか希望になったのはイタリアで関わったイタリア人
仕事いいかげん、さも生活もいいかげんかと思いきや、イタリアの女性はぶひーなほど働き者
最初は真似出来ないと思っていたのに、結局イタリアかぶれになってしまった私
インスタントやレトルト、冷凍食品は使わなくなった
ベーコンもソーセージも味噌も梅干しも作れるものは菜園以外作る
うんうん、そんな生活をしてはや5年以上
昨日は二時間、今日は40分かけて始めたアイロン
イタリア式アイロン
靴下にもパンツにもパジャマも服も、何から何までかけまくるアイロン
衣替えをしたら、軽く二時間かかったけれど、家族は喜ぶ
違いに気づかなかったらやめようかたと思ったけれど、気付く我が家の男たち
そこで、なんだか納得してしまう
マンマの国イタリア、別名マザコンの国イタリア
もちろんそうじゃない人もいるけでも、代名詞として使われるマザコン天国
ふと、せいとんのパンツにアイロンをかけて思った
反抗期がこようと、一緒に住んでる限りパンツにアイロンなんてかけられてたら反抗もくそもなかろう、パンツだけに
どんだけいっちょ前なことを言われたとしても、パンツは母の手の中
思春期に嫌がるかもしれないが、イタリア人息子は南にいけばいくほどマンマがパンツにアイロンかけるのは当たり前
ということは、7歳以下の息子たちにアイロンをかけ続けたら
時々心配してた反抗期を想像しても、その横で自分が息子のパンツはアイロンをかけてるだけでなんかおかしい
そんな発見をしたけれど、どうにもそんな話ができる相手がいない
よし、書いちゃえ
へっへっへ、母の悪巧みよのぅ…
最初は、心から面倒なと思ったものの、反抗期を乗り越えられそうな強い武器になりそうじゃないか
だって私はHSP
敏感すぎて、町内会に参加するだけで朝まで寝れない性質だもの
日常と違うささいなことはもはや一大事
息子が生まれて恐れたのは、反抗期
生まれてすぐよぎった不安
でも、パンツにアイロンあててるとあら不思議
不安もどっかへ、シワがのびるごとく、すっきり
イタリア人は、生きることも暮らすこともうまい気がする